そう、奈良といえば「鹿」を思い浮かべる方も多いのでは?ええ、野良猫がうろうろしているように野良鹿が奈良県中でうろうろしているんです!…というのは真っ赤なウソですが、奈良県の紹介映像といえばかなりの頻度で奈良公園周辺と鹿が放送されている気がするので、世の中には奈良県全体に鹿がいっぱいいると思っている方も一定数いるのでは?と感じているNの局です。

奈良公園には鹿がいっぱい

ちゃんと横断歩道を渡ってえらい!
確かに、動物園のように檻の中にいるわけでもなく街の中を自由に鹿が闊歩しているところは他にはあまりないかも知れませんが、奈良県でも(山にいる野生の鹿は除いて)鹿がいるのは「奈良公園」といわれる奈良市にあるエリア周辺です。ブログを書くにあたり、奈良県の公式HPなどで調べると、奈良公園の面積は511.33ヘクタール。山が大半で一般的に公園とイメージする平坦なエリアは48.77ヘクタールとのこと。現在、そこにいる鹿の数は約1,300頭らしいです。ちなみに、話は逸れますが、よく面積を表す時に「東京ドーム○個分」と換算されますが、あれって関東の方だとわかりやすいんでしょうか?どっぷり関西人の私にはまったくピンとこない例えで…まあ、「甲子園球場○個分」でもピンとこないのですが…。ちなみに奈良公園平坦エリアの面積は計算すると東京ドーム10個分位でした。
奈良公園周辺の鹿は「神の使い」とされており天然記念物でもあります。いつ行っても鹿はたくさんいますが一番かわいい鹿を見るなら7月下旬頃からがオススメです。というのも出産を控えた鹿は鹿苑(ろくえん)という場所で保護されて5月中旬〜7月に出産し子育てをするのですが、そこで育った赤ちゃん鹿が公園デビューするのが7月下旬からなのです。
とはいえ、この時期の親鹿は子供を守ろうとピリピリしているのでご注意ください!繊細な赤ちゃん鹿は遠目で愛でましょう!そして現在の奈良公園の鹿は外国人観光客が激減して以前ほどオヤツの鹿せんべいをもらえていないと思うので鹿せんべいを買った時はご注意を!鼻先でせんべいをあげずにじらすと鹿が欲しがって何度もお辞儀をする姿がかわいくてやりがちですが、あまりじらしていると怒った鹿に襲われるかも…。襲撃されている観光客を何度も見ている奈良県民からの注意喚起です!

鹿の子模様クッキリの赤ちゃん鹿、かわいい〜
子鹿の特徴は体の斑点です。「鹿の子(かのこ)」と呼ばれるその模様に似た絞り染めの一種に「鹿の子絞り」というものがあったり、その模様をモチーフにした「鹿の子」という和菓子があったりと実は馴染みのある言葉。

鹿の子絞り

和菓子の鹿の子
あ〜、どっちも見たことある〜って感じですよね。
そして植物にも鹿の斑点「鹿の子」を連想させることからその名がついたものが色々。
その中で、今秋に大和農園が販売しているのはこちら…

★紅鹿の子ユリ
鹿の子斑点とくるりんと反り返った花弁がかわいいですね。
野生のユリの中では性質が強く栽培しやすい品種です。

★京鹿の子・白花
京鹿の子といえば濃桃のイメージですがこちらは白花種なので一層爽やかな感じですね。耐寒性も耐暑性もある、育てやすいお花です。
植物の名前の由来を知ることが結構楽しいと思っているNの局。
またそういうネタがあったらアップします!
≪オンラインショップへのリンク≫
≪大和友の会入会ページのリンク≫
【私のおすすめ品種の最新記事】