2022年07月26日

鹿の子

先日、帰宅時に会社の最寄り駅で電車から【NO NARA,NO LIFE】とプリントされたTシャツを着た方が降りてきたのを見て「なんという奈良愛!オーダーメイド?」と、検索魔根性丸出しで帰りの電車の中で即調べたら、デザイナーさんが作った既製品がありました。見かけた時は気づかなかったのですが2か所あるアルファベットの「O」の部分が鹿の顔と大仏様の顔になっているという芸の細かさ。気になった方は検索してみてください。
そう、奈良といえば「鹿」を思い浮かべる方も多いのでは?ええ、野良猫がうろうろしているように野良鹿が奈良県中でうろうろしているんです!…というのは真っ赤なウソですが、奈良県の紹介映像といえばかなりの頻度で奈良公園周辺と鹿が放送されている気がするので、世の中には奈良県全体に鹿がいっぱいいると思っている方も一定数いるのでは?と感じているNの局です。
奈良公園.jpg
奈良公園には鹿がいっぱい
横断鹿 .jpg
ちゃんと横断歩道を渡ってえらい!

確かに、動物園のように檻の中にいるわけでもなく街の中を自由に鹿が闊歩しているところは他にはあまりないかも知れませんが、奈良県でも(山にいる野生の鹿は除いて)鹿がいるのは「奈良公園」といわれる奈良市にあるエリア周辺です。ブログを書くにあたり、奈良県の公式HPなどで調べると、奈良公園の面積は511.33ヘクタール。山が大半で一般的に公園とイメージする平坦なエリアは48.77ヘクタールとのこと。現在、そこにいる鹿の数は約1,300頭らしいです。ちなみに、話は逸れますが、よく面積を表す時に「東京ドーム○個分」と換算されますが、あれって関東の方だとわかりやすいんでしょうか?どっぷり関西人の私にはまったくピンとこない例えで…まあ、「甲子園球場○個分」でもピンとこないのですが…。ちなみに奈良公園平坦エリアの面積は計算すると東京ドーム10個分位でした。

奈良公園周辺の鹿は「神の使い」とされており天然記念物でもあります。いつ行っても鹿はたくさんいますが一番かわいい鹿を見るなら7月下旬頃からがオススメです。というのも出産を控えた鹿は鹿苑(ろくえん)という場所で保護されて5月中旬〜7月に出産し子育てをするのですが、そこで育った赤ちゃん鹿が公園デビューするのが7月下旬からなのです。
とはいえ、この時期の親鹿は子供を守ろうとピリピリしているのでご注意ください!繊細な赤ちゃん鹿は遠目で愛でましょう!そして現在の奈良公園の鹿は外国人観光客が激減して以前ほどオヤツの鹿せんべいをもらえていないと思うので鹿せんべいを買った時はご注意を!鼻先でせんべいをあげずにじらすと鹿が欲しがって何度もお辞儀をする姿がかわいくてやりがちですが、あまりじらしていると怒った鹿に襲われるかも…。襲撃されている観光客を何度も見ている奈良県民からの注意喚起です!
赤ちゃん鹿.jpg
鹿の子模様クッキリの赤ちゃん鹿、かわいい〜

子鹿の特徴は体の斑点です。「鹿の子(かのこ)」と呼ばれるその模様に似た絞り染めの一種に「鹿の子絞り」というものがあったり、その模様をモチーフにした「鹿の子」という和菓子があったりと実は馴染みのある言葉。
鹿の子絞り.jpg
鹿の子絞り

和菓子 鹿の子.jpg
和菓子の鹿の子

あ〜、どっちも見たことある〜って感じですよね。

そして植物にも鹿の斑点「鹿の子」を連想させることからその名がついたものが色々。
その中で、今秋に大和農園が販売しているのはこちら…
鹿の子ユリ.png
★紅鹿の子ユリ
鹿の子斑点とくるりんと反り返った花弁がかわいいですね。
野生のユリの中では性質が強く栽培しやすい品種です。

京鹿の子.jpg
★京鹿の子・白花
京鹿の子といえば濃桃のイメージですがこちらは白花種なので一層爽やかな感じですね。耐寒性も耐暑性もある、育てやすいお花です。

植物の名前の由来を知ることが結構楽しいと思っているNの局。
またそういうネタがあったらアップします!

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posted by 大和農園 通信販売部 at 12:41| Comment(0) | 私のおすすめ品種

2022年07月21日

実験結果発表!

前回の記事で排水溝のゴミ取りネットの違う使い方をご紹介しましたが、実はもう1つ違う使い方をしているNの局です。

芝生部分を減らしたくない家族との戦いに敗れ、限られた地植えエリア以外では鉢植えでの栽培を余儀なくされているのですが、鉢植えする時に使うのが【鉢底石】です。文字通り鉢の底に敷いて排水性や通気性を良くして根腐れを防止します。この石をそのまま敷いて上から土を入れると次に植え替えをする時に石と土が混ざって分離が面倒…。分離しやすいように最初からアミ袋に小分けされた鉢底石も売られていますが割高だし、鉢の大きさや形によってはサイズが合わない場合も。そんな時にゴミ取りネットが便利です。

鉢底石 (2).jpg

好きな量入れて縛るだけ。1枚2円程度なのでかなり安く作れます。
伸縮性のあるタイプなので多めに入れても意外と入りますし変形するので使いやすいですよ。
植え替えの時に鉢をひっくり返してもボロボロに破れることなく結構残っています。
鉢底石を入れると、石を入れたら土の量が減るからイマイチ、鉢底石があってもなくても変わりはない、という話もありますが、自分の育てている鉢を見ていると、小さい鉢でない限り鉢底石を入れた方が土が固まり過ぎなくて良いような気がします。

さて、本来の使い方と違う使い方をした例をもう1つ。
以前の記事で予告していた、社内で若い衆がアジサイで行っていた実験の結果発表です。
白く美しいアジサイが会社の屋上で咲いていたので「色水を吸わせて染めてみよう」というのが今回の実験でした。何を使って色水を作るか…。事務所を見回すと使わなくなって何年も経ったインクジェットプリンタのインクがあったのでダメ元で使ってみました。
アジサイ色水1.jpg

アジサイ色水2.jpg

…チーン。
何の変化もなく干からびて終了〜。
使ったインクが悪かったのか、濃度が合わなかったのか、植物が色水吸水に向いていなかったのか、方法が悪かったのか…原因はわかりませんが、インクジェットプリンタ用インクは本来の仕事とは別の仕事でその生涯を終えました。


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posted by 大和農園 通信販売部 at 13:22| Comment(0) | オフタイム

2022年07月14日

実を守れ!

自分の発想力が乏しいので、テレビやネットで、様々なグッズを本来の使い方とは違う別の便利な使い方をしている方や、100円ショップの材料を組み合わせてお洒落な雑貨をDIYしている方を見ると感心・尊敬が止まらないNの局です。たまに、「100円とは言えそんなに何個も材料として使うくらいなら正規の商品買った方が安いしキレイでしょ」と思うようなモノも紹介されてますが…、アイデアを形にするという工程を楽しんだり既製品にはない自分だけのモノを作ったりしたい方には楽しい趣味かもしれませんね。
意外な使い方までは思いつかない局も、ちょっとだけあるモノを別の使い方をしているのでご紹介します。

6月のある日、「収穫までの年数が短くて受粉樹なしの1本で実がなる」というお手軽さから1年前に我が家の庭の仲間になった木イチゴに実がなっていることを発見した私。ブラックベリーなので赤い実が黒くなるまで、じっと我慢の子…枝先に4〜5個の実が集まっているのが徐々に黒くなってきたので、そろそろ収穫しようと見に行ったところ…
「ない〜!!!」
そこに実っていた痕跡すら一切ない状態。虫?鳥?美味しくなってから奪うとは、敵もさる者…と感心している場合ではない!
というわけで、まだ食べられていなかった部分に被せてみました。
キイチゴ1.jpg

キイチゴ2.jpg

100円ショップで売っている、台所の三角コーナーや排水溝のゴミ受けのネットです。
伸縮するタイプなので特に紐で縛ったりしなくてもいい感じにフィット!
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無事収穫できました♪食べられなかったのがネットのお陰かどうかは不明ですが、きっとそうだと信じております。
カタログの写真が500円玉と比較したものだったので真似して撮影。
サイズ比較?.jpg
サイズ比較しろと言わんばかりの位置取り
撮影の邪魔なんですけど…


ちなみにこちらの品種は…
ECあみ1.png

ECあみ2.png
★ブラックベリー・あみ
大きいのが自慢です。トゲがないので収穫が楽ですよ。
つる性なのでちゃんと誘引してあげたらいいのでしょうけれど、横着して横のプルーン木の枝に引っかけている私。それでもスクスク育って美味しい実をつけてくれたいい子。やっぱり木イチゴって育てやすい!皆様もお庭に1本いかがですか?
★木イチゴはこちら

ちなみに、木イチゴの中で人気ナンバーワン品種は…
超大王.png
★ラズベリー・超大王
直立性なので支柱いらず。実は甘く豊産性というから人気なのも頷けます。

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posted by 大和農園 通信販売部 at 14:50| Comment(0) | 栽培奮闘記